育児がつらい。
しんどい。
と思っているママの心を,フッと軽くしてくれる本が発売されました。
楽しみにしていたので,発売日当日に予約購入!
そこまでして読みたかった理由は「ボンベイさん」が書いた本だからです。
うまくいかない子育てに悩んだとき,双子を含む三人の子供を育てる「ボンベイさん」がSNSで発信する「死なせない育児」に何度も救われたことがありました。
この本を読んでみたら,心にグッときた部分がいくつかあったので,おすすめしたいところをピックアップしながらご紹介します。
この記事を読んだら,きっとこの本が読みたくなります。
- 理想の育児ができなくて悩んでる人
- ママなんだからちゃんとしなきゃと思ってる人
- 育児は自分の仕事だから完璧にしなくちゃと思ってる人
- 周りの何気ない言葉に傷ついたことがある人
- 子供にイライラしちゃう自分が嫌な人
- ときどき手が出ちゃいそうになるくらい追い詰められてる人
- 毎日やんちゃな子供の対応でいっぱいいっぱいな人
Contents
「家事なんて適当でいい!」について
著者は「ボンベイさん」
双子の壮絶な子育てを乗り切るための「死なせない育児」のやり方をまとめたツイートが話題になったことで,ボンベイさんの発信にママたちが注目するようになりました。
私もその一人です。
ボンベイさんの発信には,「いい母」「いい妻」「いい嫁」になろうと頑張るママたちに「頑張りすぎないで」というメッセージが込められています。
「どう頑張らなくていいのか」を具体的に教えてくれるのがこの本です。
私自身もグッときた内容があったのでここで一部紹介しますね。
「家事なんて適当でいい!」を読んでグッときたフレーズを紹介
待てない子には先にフルーツ
これを読んで
と思いました。
だってフルーツ=デザートは食後に食べるものだと思っていたから。
「普通」「常識」ではそうですよね!?
本を読んで,この「食後のデザート」という常識を捨ててみることにしました。
試しにお腹がすいて待ちきれずケンカがおさまらない子供たちに,デザート予定のフルーツを先にあげてみたら,ご飯の用意がものすごくスムーズに!
お腹がすいてぐずることがなくなり,心に余裕をもってご飯を作ることができました。
しかも実はフルーツって食前に食べたほうがいいんだって知ってました?ビックリ~!
夜だけスマホ断食
夜だけスマホ断食をすると,実はいいことがたくさんあるよ!という話です。
別の記事で読んだ情報なんですが,
今って昔に比べてストレスを感じやすい時代なんですって。その原因がスマホ。
スマホで簡単に情報を得られる分,脳に対する刺激や負担が大きすぎて毎日疲れてしまうんですって。
だから,スマホを一切触らない時間を作ると,ストレスから解放されてスッキリするんだそうです。
私も試しに夕方から子供たちが寝るまでスマホを一切触らずに過ごしてみたら,子供とじっくりかかわることができて
と思いました。
気分よく一日を終えることができて,これが理想だったんだよな~なんて思っちゃいましたね~。
スマホは便利ですが,たまには断食してみるのもいいかもしれません!
親が人間だって何歳のとき気づいた?
ママだって一人の人間で,完璧なスーパーマンになれるわけじゃないんだ,ということに自分も周りも気づくことができたらラクになるよという話です。
これまで一人の人間として生きてきた人が,子供を産んだ瞬間から「お母さん」になりますよね。
何でもできるスーパーマンのような存在のお母さんに,すぐ変身できるわけがないのに,周りの目は容赦なく自分のことを「母親」としてみるようになります。
この「周りの目」がつらいんですよね。
何か少しでも「おかしい」と思われたら心無い言葉を投げかけられたりします。
ここでこの言葉の出番。
つまりね,母親は人間扱いされてないってこと。
周りはみんな母親のことスーパーマンだと思ってるんですよ。
周りがなんか言ってきたら
くらいに思っておけばいいんです。
周りも自分も「母親は人間だ」ってことに気づけたら,優しくなれる。
そして,なんでも完璧にこなせない自分のことも許してあげられる?
完璧な育児とか理不尽な突っ込みとかに一喜一憂するよりも,目の前の子供のためにできることを一生懸命やってればそれで充分!わらっとこ!
という内容でした。私なりの解釈を入れて書きました^^
この話は第二章のコラムに載っています。
脳は想像とホントの区別がつかない
脳って実はアホなんです。
これも聞いたことがある話でしたが,印象に残っている内容なので紹介します。
脳は,発した言葉がそのまま自分に言われているように受け取ってしまうんですね。
誰かを傷つけるようなことを言うと,自分が言われたときと同じようにストレスホルモンが脳内に分泌されてしまうんだとか。
だから,誰かを罵ったり,傷つけるようなことを言うのは結局自分に返ってくるから言うだけ無駄な労力ということ。
それよりも,自分に都合のいいことを言ってみたり,子供を褒めることでハッピーなホルモンが分泌された方がいいよねーって話です。
ボンベイさんも本で言ってましたが,私も同じく「子供を褒めてもらったら謙遜しない」ということを心掛けています。
「いや~たいしたことないよ」なんて言って,子どもの脳も私の脳もストレスを感じるのは嫌ですからね^^
酸素マスクは親が先に付ける
この話は,これからも自分の心にしっかり残しておきたい内容でした。
「育児につかれて辛くなったとき,優先すべきは自分だ」ということを,酸素マスクの話を例にボンベイさんは思い出すようにしているとのこと。
飛行機で流れるアナウンスでは「必ず親が先に酸素マスクをつけてから子供に装着するように!」というアナウンスが流れるそうです。
自分はどうなってもいいからこの子だけは!という気持ちから,誰もが先に子供にマスクをつけようとすると思いますが,親が倒れたら子どもは助けられません。
冷静な判断ができないくらい自分がいっぱいいっぱいになっているときは自分をつい犠牲にしがちです。
子どもが大切だからこそ,「その子を守るべき自分」を大切にしないといけないんですよね!
「家事なんて適当でいい!」を読んだ感想
育児中のママ向けに短時間でサクッと読める量だなと思いました。
たくさんの共感ポイントや,目から鱗な話があり最後まで飽きずに読むことができます。
特に,完璧主義の人や育児をしてみて「こんなはずじゃなかったな…」なんて人には特に響く内容だと思います。
最初に私がピックアップした5つのフレーズだけでなく,頭にガツンと来た内容はまだまだたくさんありました。
自分の中の「育児」「いいお母さん」という思い込みをぶち壊したい人はこの本を読むとスッキリすると思います。
この本は,これまでの育児の正攻法ではありません。
どちらかというと,抜け道を教えてくれる本です。
悩みのスパイラルからなかなか抜け出せない人は,ゲームの攻略本を読むような感覚で読んでみてほしいなと思いました!
おわりに|この本は大事な人にすすめたくなる本
ママはこうじゃなきゃいけない,という思い込みを「エイッ」と捨ててみれば「あれ,今までなんでこんなに悩んでたんだろう?」なんて思えるようになるかもしれません。
本は基本的に読んだらすぐに売って手放す私ですが,この本は育児に悩む友達に譲りたいなと思います。
出産祝いや大事な友達へのプレゼントに贈ってみるのもいいかもしれませんね^^